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osaki / togoshi-ginza

2013/09/13 イグノラムス・イグノラビムス ミュージック Chapter13

開場/19:30 開演/20:00

料金/1500円+1ドリンク

 

Ignoramus et Ignorabimus musica.
We do not know the music and we will not know it.
我々は音楽について何も知らないし、この先も知りえることはないだろう。

 

木下和重 violin etc.
鈴木學  electronics etc.

 

今月のテーマ 『必要』

音楽が成立する上において必要なものは何か?
音楽と呼ばれるためには何が必要なのか?
それが音楽と呼ばれなくても、音楽であるとする必要があるのは何のためか?
そもそも音楽に必要なものなどあるのだろうか?
それとも、音楽そのものが必要ではないのか?
音楽を必要だと思い込んでるだけではないのだろうか?
NO MUSIC, NO LIFE.
誰にとって?社会にとって?会社にとって?経済にとって?音楽にとって?
それって必要?
立ち止まって執拗に考える必要
この畜生な実情 それもまた人情 一身上の都合
っていうか この告知文必要?
木下和重

 

イグイグ Chapter 12の風景

イグイグ12

 

【chapter 12 プレイバック】
<Kinoshita’s Side>
 『en 4 melodias』(world premiere)
  composed by Mitsuteru Takeuchi
  violin by Kazushige Kinoshita
  electronics by Manabu Suzuki

<Suzuki’s Side>
 『shiritori (improvisation)』
  violin by Kazushige Kinoshita
  electronics by Manabu Suzuki

 
Message from Mitsuteru Takeuchi
まず依頼を受けたときに、テーマ云々抜きにしても
とにかく作曲しなければならない、ということがありました。
現在の自分のベストを尽くすということ。
それから、作曲を進めながらテーマについて考えました。

 

自分が関心を持っている音楽というのは、ある側面では「退屈」なものが多いです。
それなので、自分でも自然に作曲をすれば退屈なものになるだろうな、と思ったのです。

その後、l-eのサイトに掲載されている、鈴木さんの文章を読みました。

自分にとってもその通りだ、と思いました。

音楽をやることそのものが「暇」なので、この作曲も「暇」をしているということになります。
そこには「われわれは『暇』と、真摯に向き合わなくてはならない」と書いてあります。
自分はなぜ出来もしない、またそこに何の価値もない音楽や作曲に取り組み続けるのか?
また、「暇」や「退屈」にはなぜか惹かれるものがある。
そのような、自問自答していることをより意識的に考えさせるテーマです。
(注1)
(すいません、制作依頼が前回が終わってからだったため期間が短かったのです・・木下より)
(注2)
(すいません、当初テーマが退屈だと知らせたものですから・・木下より)

 

  • Published: 26th 08, 2013
  • Category: Archive
  • TAGS: None

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