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2013/08/24 イグノラムス・イグノラビムス ミュージック Chapter12

開場/19:30 開演/20:00

料金/1500円+1ドリンク

 

Ignoramus et Ignorabimus musica.
We do not know the music and we will not know it.
我々は音楽について何も知らないし、この先も知りえることはないだろう。

 

木下和重 violin etc.
鈴木學  electronics etc.

 

今月のテーマは、『暇』です。
現代ではある意味、『音楽』をすること自体が『暇』の代名詞だったりする。
ということは、わざわざテーマとして『暇』をあげたりする必要はなにもないかもしれない。
でもわれわれにとって、
イグノラムス・イグノラビムスは『音楽』に対する行為であり、
『音楽』は生きている意味や糧であったり、生まれてきた後付の理由だったりする。
だからわれわれは『暇』と、真摯に向き合わなくてはならない。
鈴木學

 

【chapter 12 プレイバック】

<Kinoshita’s Side>
 『en 4 melodias』(world premiere)
  composed by Mitsuteru Takeuchi
  violin by Kazushige Kinoshita
  electronics by Manabu Suzuki
<Suzuki’s Side>
 『shiritori (improvisation)』
  violin by Kazushige Kinoshita
  electronics by Manabu Suzuki
Message from Mitsuteru Takeuchi
まず依頼を受けたときに、テーマ云々抜きにしても
とにかく作曲しなければならない、ということがありました。
現在の自分のベストを尽くすということ。
それから、作曲を進めながらテーマについて考えました。

 

自分が関心を持っている音楽というのは、ある側面では「退屈」なものが多いです。
それなので、自分でも自然に作曲をすれば退屈なものになるだろうな、と思ったのです。

その後、l-eのサイトに掲載されている、鈴木さんの文章を読みました。

自分にとってもその通りだ、と思いました。

音楽をやることそのものが「暇」なので、この作曲も「暇」をしているということになります。
そこには「われわれは『暇』と、真摯に向き合わなくてはならない」と書いてあります。
自分はなぜ出来もしない、またそこに何の価値もない音楽や作曲に取り組み続けるのか?
また、「暇」や「退屈」にはなぜか惹かれるものがある。
そのような、自問自答していることをより意識的に考えさせるテーマです。

 

 

イグイグ Chapter 11の風景(その壱)

イグイグ0111

 

 

イグイグ Chapter 11の風景(その弐)

イグイグ0112

 

 

 

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