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osaki / togoshi-ginza

2013/07/20 イグノラムス・イグノラビムス ミュージック Chapter11

開場/19:30 開演/20:00

料金/1500円+1ドリンク

 

Ignoramus et Ignorabimus musica.

We do not know the music and we will not know it.

我々は音楽について何も知らないし、この先も知りえることはないだろう。

 

木下和重 violin etc.

鈴木學  electronics etc.

 

今月のテーマは、「尻窄み」です。

『?』

今年で43の私。見た目は若くていつも三十代前半にしか見られない・・・・話が逸れてしまいました。この歳になると今まで色んな種類のライブや企画を経験してきたわけですが、もうね、イグイグほど困難極まりないものはないです。イベント名からして、ほら、「我々は音楽について何も知らないし、この先も知りえることはないだろう。」って、今までの音楽史を一回御破算にしようってとこから始まりますからね。同じく御破算系の私の企画「セグメンツ・プロジェクト」なら、時間とか認識といった自分の問題意識を反映してるんだけど、イグイグはそれも抜きにして考えを組み立てるわけで(とはいっても自分の興味の範囲から少なからずアイデアは出てくるわけだけど)、もうほっんと、毎回毎回何しようかと自分に追い込みかけなきゃいけない。そりゃね、卓球もしますよ!催眠術もかけますよ!あ、それらは前にやったものです。

 

毎月新ネタを作るのは困難ショップです。

 

そんなダジャレも出るぐらいなのに、え?次のテーマは「尻窄み」だって????わざわざ尻窄みなことするって何なの?????

 

出演者も?が連発のイグイグ、来てくださるお客さんもきっと?が出ることでしょう。でも、?ってイケナイコトカイ?

 

?が出るということは、自分の知識や経験を参照しても理解できないってこと。簡単に言えば、知らない、わからない。でも、その既知の枠組みから逸脱したものこそが、クリエイティビティなのであって、?はその原点なのです。イグイグは、その?を剥き出しのまま提示します。パッケージングしてラッピングしてお届けしたりしません。みなさんは鑑賞するではなく、体験するでもなく、いうなれば、発火です。さあ、イグイグで私達と一緒に燃えてみませんか?

木下和重

  • Published: 28th 06, 2013
  • Category: Archive
  • TAGS: None

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