l-e

osaki / togoshi-ginza

2013/09/28 archetype “noise subspace”

open 19:00 start 19:30

charge 1,500yen (+1drink)

 

■自意識過剰 【早川徹(Bass)、鈴木學(Hand-made Electronic Device)、 DeAthAnovA(Drums)】

■恥ケア【大隅健司 (from 恥骨) + MATERIAL (from CARRE) 】

2013/09/23 l-e実験音楽演奏会

開場16:30/開演17:00

1500円+1d

 

小林寿代

佐々木伶

高野真幸

中条護

平野敏久

山田寛彦

米本篤

 

『実験音楽スクール』最終回後の飲み会で私は、「このまま解散はもったいないので、みんなでコンサートでもやれば?」みたいなことを酔いにまかせて言ってしまったが、考えてみれば、ものごとの始まりはこういう軽いノリで決まるものである。そう、きっかけなんてなんでもいい。人が集まって、何かが始まるかもしれないーーその気配を感じたら、それがチャンスである。後は野となれ山となれ。なるようになるだけだ。

とはいえ、私がやっていたスクールの受講生による第一回目のコンサートである。それなりに席がうまってほしいと思う。こういう企画は最初は人が来て、徐々にその数が減っていくものであるが、最初から誰も来ないとなると(これは誰の身にも起こりうることになった)、その後の運命を暗示しているようでやりきれないではないか。

しかし、反対のことを言うようだが、人が来すぎてもいけない。それなりの数を維持すること。世間の価値観とは真逆のことをやっているのだから、そこに人が集まりすぎたら、ちょっとオカシイと思った方がいい。それはやがて普通の行為になってしまうだろう。さりとて、継続するにはお金も必要。出来ればちょっとは儲けたい。

お客さんの話に限らず、重要なのはバランスである。子供の絵が芸術にならないのは、そこに「バランス」を見て取ることが出来ないからである。つまり、かろうじて均衡を保っている、というような危うさがない。反対に、その「危うさ」だけで成立する可能性があるのが実験音楽ではないだろうか?

l-eに頼まれたのは宣伝文だった。けれども、なんだか手向けの言葉みたいになってしまった。これはまずい。でもどうやって宣伝したらいいんだろう。「絶対に面白いから来て!」なんて誠実さを欠いたことは言いたくないし、どうしよう?

たぶん、こう書くのがいいだろう。ーー多くの評論家やジャーナリストは、ひとつの芸術の誕生およびその幼年期には無関心を決め込んでいる。彼らはそれが認められてはじめて、それについて何かを言いだすのである。音楽で言えば、彼らは諸々のフェスティバルは行くが、我々がやっているような小さなコンサートには来ない。にもかかわらず、今は有名になったそれらミュージシャンの初期の活動について、あたかも見てきたかのように語るのである。要するに、新しい何かを嗅ぎ当てる直感みたいなものが寸分もないのが彼らの特徴である。私にとってフェスティバルは、数少ない収入源のひとつという意味で、とても重要である。だが、それ以上の意義を見つけるのは正直難しい。友達に会える、とかそれくらいじゃないだろうか? もちろん、時には面白いフェスティバルもある。でも、どんなフェスティバルにおいても、そこで演奏される音楽はよそゆきになりがちである。それが続いて、ついに、そのよそゆきの顔から戻れなくなることもあるだろう(と言うか、ほとんどのジャズはそうなっていると思う)。つまり、そこで演奏される音楽は本来のあり方から逸脱して、だんだんと形ばかりのものなっていくのではないだろうか? まあ、それをありがたがるのもひとつの文化。それはそれでいい。だが、より面白いのは、音楽がそれ本来のあり方で演奏される機会に立会うことである、と私は思う。特に、それが海のものとも山のものともしれない時に立会うことこそスリリングなことはないのではないだろうか? 何かになるかもしれないし、ならないかもしれない。やがて有名になって、御墨付きをもらって、フェスティバルに出て、評論家の餌になるかもしれない。どうあれ、その最初が大切だ。さらに言えば、それが続くことが望ましい。そこには(それなりの)人が集まるんじゃないかな。ただ、火のないところに煙は立たぬ(なんのこっちゃ?)。嗅ぎ当ててもらうには煙が必要だ。この一文がその煙の役割を果たすことを望む。

(杉本拓)

 

2013/09/16 井の中の蛙 vol.8

20:00〜

1500円+1drink

 

kokonuts(古池寿浩 trombone, etc. 河野円 tape recorder, etc.)

 

 

2013/09/29 課外むし部:その2「『ボルネオ……ってどこ?』って思った人、この指とーまれ」

18:00-20:00

ドリンク代のみ

 

〈むし〉なんてわざわざ見るもんじゃない、って思うかな?

どんなものも、世界に「それ」が「そのよう」に「在る」ことは面白い。と思っている部長が、

観察対象のひとつにしている〈むし〉の写真を見せながら、その魅力について至極個人的な話をします。

専門的・学問的な話ではなく、いらした皆さんとの井戸端お気楽トークですので

どうぞ脱力しておいで下さい。

ちなみに今回はボルネオ編。少し旅行記のような具合になると思います。

【※写真投影の際は次がどんな画像かアナウンスしますので、〈むし〉が苦手な方もぜひ。】

 

部長:谷田幸

 

ボルネオ虫

2013/09/13 イグノラムス・イグノラビムス ミュージック Chapter13

開場/19:30 開演/20:00

料金/1500円+1ドリンク

 

Ignoramus et Ignorabimus musica.
We do not know the music and we will not know it.
我々は音楽について何も知らないし、この先も知りえることはないだろう。

 

木下和重 violin etc.
鈴木學  electronics etc.

 

今月のテーマ 『必要』

音楽が成立する上において必要なものは何か?
音楽と呼ばれるためには何が必要なのか?
それが音楽と呼ばれなくても、音楽であるとする必要があるのは何のためか?
そもそも音楽に必要なものなどあるのだろうか?
それとも、音楽そのものが必要ではないのか?
音楽を必要だと思い込んでるだけではないのだろうか?
NO MUSIC, NO LIFE.
誰にとって?社会にとって?会社にとって?経済にとって?音楽にとって?
それって必要?
立ち止まって執拗に考える必要
この畜生な実情 それもまた人情 一身上の都合
っていうか この告知文必要?
木下和重

 

イグイグ Chapter 12の風景

イグイグ12

 

【chapter 12 プレイバック】
<Kinoshita’s Side>
 『en 4 melodias』(world premiere)
  composed by Mitsuteru Takeuchi
  violin by Kazushige Kinoshita
  electronics by Manabu Suzuki

<Suzuki’s Side>
 『shiritori (improvisation)』
  violin by Kazushige Kinoshita
  electronics by Manabu Suzuki

 
Message from Mitsuteru Takeuchi
まず依頼を受けたときに、テーマ云々抜きにしても
とにかく作曲しなければならない、ということがありました。
現在の自分のベストを尽くすということ。
それから、作曲を進めながらテーマについて考えました。

 

自分が関心を持っている音楽というのは、ある側面では「退屈」なものが多いです。
それなので、自分でも自然に作曲をすれば退屈なものになるだろうな、と思ったのです。

その後、l-eのサイトに掲載されている、鈴木さんの文章を読みました。

自分にとってもその通りだ、と思いました。

音楽をやることそのものが「暇」なので、この作曲も「暇」をしているということになります。
そこには「われわれは『暇』と、真摯に向き合わなくてはならない」と書いてあります。
自分はなぜ出来もしない、またそこに何の価値もない音楽や作曲に取り組み続けるのか?
また、「暇」や「退屈」にはなぜか惹かれるものがある。
そのような、自問自答していることをより意識的に考えさせるテーマです。
(注1)
(すいません、制作依頼が前回が終わってからだったため期間が短かったのです・・木下より)
(注2)
(すいません、当初テーマが退屈だと知らせたものですから・・木下より)

 

2013/09/29 Segments Project 2013『セグメンツ的時間論』(全7回) 第4回「意識と時間:後編」

14:00 〜 17:00

1500円+ドリンク代

 

ゲスト:鈴木學 electronics

presented by 木下和重

 

 

 

次回予告 10月27日 (sun.)  第5回「時間(仮):前編」

 

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以降

 

11月24日 (sun.)  第6回「時間(仮):後編」

12月29日 (sun.)  最終回

2013/09/15 pro·gram 1001:「実践編 その2『配列と反復』」

14:00-17:00
※初めての方はなるべく14時に来て下さい。
ドリンク代のみ

 

簡単なプログラムを組んでみよう。 何百万人が使うようなソフトウェアのプログラムを書くには多くの知識と経験が必要ですが、とりあえず自分用に動けばいいプログラムを書くにはそんなに多くの知識が必要になるわけではありません。この講座では、プログラムのごく基本的な要素だけを使い、どのようなプログラムを組むことができるかを実践してみます。実際的な質問がある方は、聞いていただければわかる範囲でお答えします。

 

対象: プログラミングを全くやったことのない方。これからプログラムを使って何かやってみようと思ってる方。ちょっとやってみたけど「わかんないし!」と諦めてしまった人。話だけ聞いてみようという方。最近講座行ってないからもう追いつけないんじゃないかな?と思ってる方。

 

コンピューターは不要ですが、ノートパソコンをお持ちの方はご持参いただいても結構です(その場合は予めProcessingをインストールしておいてください https://processing.org/download/)。

 

講師: 大田暁雄 https://esporre.net 1981年生。美術大学在学時にプログラミングを使った作品を制作し始め、徐々に仕事でも使うようになる。言語としてはC++、Objective-C、ActionScriptなどをよく使います。鈴木學氏のエレクトロニクス制作講座にも出没中。

講座ホームページ https://esporre.net/program/

 

sierpinski

 

 

2013/08/25 Segments Project 2013『セグメンツ的時間論』(全7回)第3回「意識と時間:前編」

14:00 〜 17:00

1500円+ドリンク代

 

ゲスト:池田陽子 violin、坂本拓也 projector

presented by 木下和重

今回から「意識と時間」というシリーズが始まります。

前シリーズ「数と時間」で、セグメンツのコンセプトとその方法、実践のためのエクササイズを行いました。では簡単にさらっとおさらいを。

まず、音楽を「音による時間の空間化」と還元的に再定義することによって、それを音などによって示されたある程度の時間の長さを持つセグメントの集積体、セグメンツと捉え、聴き手はそのセグメント構造を認識することを要請される。セグメンツは、対象作品の価値判断に作用するものではなく、その前提となる認識の成立基盤を形成するものである。というのも、そもそもセグメンツは、聴き手の実験的音楽に対する具体的なアプローチを提案することで、聴き手独自の理解や解釈を促すことが目的なのである。セグメンツという聴き方のチャンネルを通過することでそこから独自の意味を生成したり、イマジネーションを働かせたりと、より充実した音楽ライフをエンジョイしてもらいたいという願いである。

さて、その実際の方法とは、セグメントの差異に気づくという分節化(セグメンテーション)である。そのセグメンツの間隔/感覚を実際に体験するため、色々と私が考案したエクササイズを行った。そのなかで一つ今回ご紹介するのは、『カウントダウン・セグメンツ』。

・全体を10分 セグメンツの数は39に設定。
・足して600になるような38個のセグメントを作る
・頭から数えて奇数の各セグメントに◯をする
・◯の付いたセグメントは声を出してカウントダウン。その際0は言わず、次のセグメントに移行する。
・◯の付いてないセグメントは声を出さずに、カウントダウン。
・最後までたどり着いた人は、大きな声で、0をシャウト!

簡単そうにみえて、なかなかこれが難しい。最後までたどり着ける人はなかなかいない。ちなみに私は、すべて成功してますが!

今回は、この『カウントダウン・セグメンツ』からスタートします。そして、新しい参加者がいらっしゃれば、再度前回の説明もします。この「意識と時間」シリーズ、前回で扱った客観的時間において、どうしても避けることのできない、ぬるっと出てくる主観的な意識に焦点を当てます。これは、さきほど言及した、聴き手の独自の解釈へと導くステージになるかと思います。意識という言葉は多義的ではありますが、ここでは、感覚器官を通して行われる「見る/聴く/感じる」などの知覚の後に来るもの、と捉えています。単純に言えば、知覚によって引き起こされる思い、でしょうか。広過ぎますかね?この辺の言葉の問題は、今後整理していかなくてはならないでしょう。

セグメンツにおいてセグメントの内容は単なる指示体であり、音でも視覚的な何か(身体的動作)でもなんでもいいわけです。しかし、その内容物によっては、時間に対する意識に影響が出てくる。また、セグメントの前後関係によっても意識が変化する。それを実際に体感していただくため、今回はゲストプレイヤーの方に来て頂きます。まずは、池田陽子さん。ヴァイオリン/ビオラ奏者で、私のSegments String Quartet にも参加してもらってます。そして、坂本拓也氏。坂本くんはセグメンツ・プロジェクトに欠かせない人物で、GENESisのメンバーでもあります。プロジェクターで視覚的にセグメンツしてもらいます。

初めての人も大歓迎!皆様のお越しをお待ちしております。

木下和重

 

次回予告 9月29日 (sun.) 第4回「意識と時間:後編」

 

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以降

10月27日 (sun.)  第5回「時間(仮):前編」

11月24日 (sun.)  第6回「時間(仮):後編」

12月29日 (sun.)  最終回

 

 

2013/09/14 とらわれのギター/CAPTIVE GUITARS (TORAWARE NO GUITARS)

open 19:00 start 19:30

charge 1,500yen (+1drink)

 

ギターサウンドの究極へ向かう4人のソロ・ギターリストが集結

ギターのためのコンポジション、即興

ギターを弾く、置く、叩く、殴る、蹴る……????

 

クリストフシャルル https://home.att.ne.jp/grape/charles/news.html
池田拓実 https://i9ed.blogspot.jp
大谷安宏  https://www.yasuhiro-otani.com
川端龍太 https://myspace.com/ryutakwbt/music/songs

 

Experimental Post Modern Japanese SOLO GUITARIST
COMPOSITION IMPROVISATION PROGRAMMING
abrasion oscilation flapping rubbing rolling guitars
ACOUSTIC EXTREMELY

• CHRISTOPHE CHARLES https://home.att.ne.jp/grape/charles/news.html
• IKEDA TAKUMI https://i9ed.blogspot.jp/
• KAWABATA RYUTA https://myspace.com/ryutakwbt/music/songs 
• YASUHIRO OTANI https://www.yasuhiro-otani.com/

 

A6-2-3日本語

 

A6-2-3Eng2

2013/08/10 エレクトロニクス制作講座・自習

14:00〜

ドリンク代のみ

 

ハンダ付けしたい人、プレゼンの用意、何かしゃべりたい人、紹介したい本や映画がある人、などなど

 

自習ですので、講師はいません。

エレクトロニクス製作に関して講師に質問がある方は、次回講座9/1(日)にお越しください。

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